今回は稼ぐ力がすごい世界ナンバーワンの日本企業についてお話ししましょう。特に投資を始めたばかりの方や、積立NISAを既に始めた方にとっても役立つ内容です。日本株はオワコンだと思っている方もいるかもしれませんが、実は世界でトップシェアを誇る日本企業はたくさんあります。今回はその中でも特に注目すべき企業を紹介します。
目次ダイキンの強みと現状
ダイキンは空調業界で世界トップシェアを誇る企業です。広告で目にすることも多いかもしれません。現在、ダイキンは150カ国以上で事業展開しており、日本の売上比率は23%に過ぎず、残り77%は海外での売上です。もはや日本企業というよりも、グローバル企業と言えるでしょう。
ダイキンの業績と株価
ダイキンの現在の株価は約21,000円、時価総額は6兆円、PERは34倍、ROEは10%弱です。配当利回りは0.9%とあまり高くありません。2021年の業績はコロナ禍の影響で一時的に落ちましたが、2022年の予想では売上高が10.3%、営業利益が13.1%増加する見込みです。
ダイキンの事業戦略
ダイキンは空調事業に加え、化学事業やフィルター事業も展開していますが、売上の90%以上を占めるのは空調事業です。コロナ禍でのコストダウンや新たな販売経路の開拓など、経営体質の強化に取り組んでいます。特にアジア市場での住宅需要の回復や公共施設への空調設備提供が期待されています。
半導体市場におけるレーザーテックの独占
レーザーテックは半導体検査装置で世界シェアトップを誇る企業です。現在の株価は約22,500円、時価総額は2兆円、PERは145倍と非常に高評価されています。
レーザーテックの業績と成長性
レーザーテックの2020年の業績は前年比50%の成長、2021年6月末までに620億円の売上が予想されています。営業利益率も30%以上と非常に高いです。半導体製造ラインへの投資が続く中、今後も好調な業績が期待されます。
レーザーテックの事業内容
レーザーテックは半導体の製造過程で使用されるフォトマスクの検査装置でシェアを独占しています。TSMCやインテルなどの大手が新たな工場を建てる際には、レーザーテックの装置が必要不可欠です。これにより、安定した需要が見込まれます。
ディスコの切削技術
ディスコは半導体のシリコンウエハーの切削技術で世界をリードする企業です。現在の株価は約34,000円、時価総額は1.2兆円、ROEは15.6%です。
ディスコの業績と配当方針
ディスコの2021年3月までの業績は前年比30%増と非常に好調です。配当方針としては利益の25%を配当する形を取っており、今年度も増配が期待されています。
ディスコの事業内容
ディスコはシリコンウエハーの切削や研磨技術で世界シェアを持っています。半導体製造工程において不可欠な技術を提供しており、今後も安定した需要が見込まれます。
日本株の未来と投資戦略
日本株はオワコンだと思われがちですが、実際には世界で活躍する企業が数多く存在します。特に売上高の海外比率に注目すると、日本国内よりも海外市場で稼いでいる企業が多いです。
投資家へのアドバイス
投資を始めたばかりの方や積立NISAを利用している方には、これらのグローバル企業に注目することをお勧めします。株価が高くても、少額から投資できる証券会社を利用することで、手軽に投資を始めることができます。
注意点
一方で、PERが高い企業は期待値が高いため、業績が予想を下回ると株価が急落するリスクもあります。投資する際には、企業の業績や市場環境をしっかりと確認することが重要です。
関連する質問と回答
1. 日本株の中で特に注目すべき企業はどこですか?
ダイキン、レーザーテック、ディスコなど、世界シェアトップの企業が注目です。
2. 日本株は本当にオワコンですか?
いいえ、むしろ海外市場で稼ぐ力を持つ企業が多く存在します。
3. 初めての株式投資で気をつけるべきことは何ですか?
企業の業績や市場環境をよく調べ、少額から始めることをお勧めします。
4. 半導体関連株への投資はどうですか?
半導体市場は今後も需要が高まるため、レーザーテックやディスコなどの関連株は注目に値します。
5. 少額から投資を始めるにはどうすれば良いですか?
PayPay証券など、少額から投資できる証券会社を利用することで、手軽に投資を始めることができます。