【積立NISA】無意味な投資信託の買い方とは? おすすめ商品だけではダメ! 銘柄分散投資の方法とは?

今回は「積立ニーサで無意味な投資信託の買い方と分散投資のメリットとやり方」についてお話しします。先日の動画で積立ニーサを使った米国株式への集中投資について取り上げましたが、視聴者から「購入するファンドを複数に分けるのはどうなのか」という質問をいただきました。そこで今回は、積立ニーサで分散投資をする意味と、無意味な分散投資に注意するポイント、そして効果的な分散投資の方法について詳しく解説します。

分散投資の基本とメリット

まず、分散投資の基本とそのメリットについてお話しします。分散投資とは、投資リスクを低減するために資金を複数の投資対象に分散する方法です。例えば、30万円を持っていて1社に集中投資した場合、その会社が倒産すれば全額失います。しかし、30万円をA社、B社、C社に10万円ずつ分散投資すれば、A社が倒産してもB社とC社が残り、損失は10万円にとどまります。これにより、リスクを低減し値動きを緩やかにすることができます。

インデックス投資と市場平均

次に、私が推奨するインデックス投資について説明します。インデックス投資とは、市場平均に連動した指数に投資する方法です。例えば、日本の市場平均は日経平均株価、アメリカの市場平均はS&P500です。日経平均は東証一部の225社に分散投資し、S&P500はアメリカ企業500社に分散投資します。これにより、既に広く分散された状態で投資を行うことができます。

積立ニーサでの国別分散投資

積立ニーサでの国別分散投資についても考えましょう。例えば、日本は少子高齢化の問題を抱えていますが、新興国では人口増加が進んでいます。このように国ごとに異なるリスクがありますので、複数の国に分散投資することでリスクを低減することができます。

金融資産の種類による分散投資

次に、金融資産の種類による分散投資についてです。株式、債券、リートなど、異なる種類の金融商品に投資することで、それぞれ違う値動きをするためリスクを分散できます。例えば、株式が下落しても債券が安定していれば、全体の損失を抑えることができます。

無意味な分散投資の例

分散投資の重要性がわかったところで、次に無意味な分散投資の例についてお話しします。例えば、楽天証券で人気の投資信託「日生外国株式インデックスファンド」と「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」を購入した場合、両方ともMSCIコクサイに連動しているため、値動きが同じになり分散の意味がありません。名前が違っても同じ指数に連動するファンドであれば、分散にはならないのです。

同じベンチマークに連動するファンドの注意点

また、楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式を積み立てた場合も注意が必要です。これらはそれぞれVTIとS&P500という異なる指数に連動していますが、どちらもアメリカ経済に連動しており、ほぼ同じ値動きをします。このように異なるベンチマークでも同じような値動きをするものがあるので、注意が必要です。

効果的な分散投資の方法

では、効果的な分散投資の方法についてお話しします。例えば、eMAXIS Slim先進国株式を1万円、eMAXIS Slim新興国株式を1万円というように、投資対象の異なるファンドに投資することが重要です。さらに、eMAXIS Slim全世界株式1本で分散するという手もあります。

バランスファンドを活用した分散投資

また、バランスファンドを活用する方法もあります。例えば、eMAXISバランス8資産均等型は、国内外の株式、債券、リートに均等に投資するファンドです。これにより、自動的に分散投資が行われるため便利です。

味付けのある分散投資の方法

分散しつつも味付けを加える方法もあります。例えば、新興国が特に伸びると考える場合、eMAXIS Slim新興国株式を2万円、eMAXIS Slim先進国株式を1万円というように、比重を変えて積み立てることができます。自分なりの信頼できるカスタマイズが投資の中で重要です。

関連する質問と回答

1. 分散投資のメリットは何ですか?

分散投資のメリットは、投資リスクを低減し、値動きを緩やかにすることです。例えば、1社に集中投資するとその会社が倒産した場合全額失いますが、複数の会社に分散投資することで損失を抑えることができます。

2. インデックス投資の利点は何ですか?

インデックス投資の利点は、市場平均に連動するため、広く分散された状態で投資を行うことができる点です。これにより、特定の企業や業種に依存せず、リスクを低減することができます。

3. 無意味な分散投資の例を教えてください。

無意味な分散投資の例として、同じ指数に連動するファンドを複数購入することが挙げられます。例えば、MSCIコクサイに連動する複数のファンドを持つことは、実質的に分散投資になりません。

4. 効果的な分散投資の方法は何ですか?

効果的な分散投資の方法として、異なる国や金融資産の種類に投資することが挙げられます。例えば、先進国株式と新興国株式、債券、リートなどに分散投資することでリスクを低減できます。

5. バランスファンドを活用するメリットは何ですか?

バランスファンドを活用するメリットは、自動的に複数の資産に分散投資が行われる点です。例えば、eMAXISバランス8資産均等型は、国内外の株式、債券、リートに均等に投資するため、手間をかけずに分散投資が実現できます。

最後に、投資は時期を見計らうのが難しいため、定期的に積み立てることでリスクを分散し、長期的な安定を目指すことが重要です。今後も投資に関する有益な情報を提供していきますので、ぜひチャンネル登録をお願いします。