今回は私の積立NISAの13ヶ月間の運用結果と、暴落時に債券を含めるべきかどうかについて考察します。さらに、現在の暴落相場をどのように考えるべきか、そしてこれからの運用方針についてもお話しします。
目次運用開始からの変遷
私は積立NISAを2019年3月に開始しました。運用開始時には、楽天証券で15種類のインデックスファンドを購入しました。その理由は、楽天が15種類の投資信託を購入すると月に900ポイントをもらえるキャンペーンを行っていたためです。
キャンペーン終了後の運用方針の変更
2019年9月にそのキャンペーンが終了し、運用方針を変更しました。それ以降は楽天VTIとeMAXIS Slim先進国株式を7対3の割合で購入しました。さらに2020年1月には、信託報酬手数料が引き下げられたeMAXIS Slim米国株式S&P500に集中投資するようになりました。
投資額と現在の評価額
これまでに積立NISAに投資した金額は、2019年では満額の40万円、2020年では約12.8万円で、合計52.8万円となっています。現在の評価額は44.5万円で、評価損益はマイナス8.3万円、つまりマイナス15.7%です。
暴落の影響
現在の暴落相場の影響で、私の資産運用状況は非常に厳しい状況にあります。2019年3月に積立NISAを開始した時点では、S&P500の指数が2830ポイントでしたが、現在は1490ポイントまで急落しています。この影響で、評価損益はマイナス15.7%に達しています。
保有ファンドの評価損益
一時期15種類のファンドを保有していたため、現在も多くのファンドを保有しています。各ファンドの評価損益を見てみると、大体10%から15%のマイナスとなっています。特に目を引くのは、ニッセイインデックスバランスファンド43均等型で、評価損益はマイナス5.3%と他のファンドに比べて損失が少ないです。
バランスファンドの効果
ニッセイインデックスバランスファンド43均等型は、株式と債券に1対1の割合で投資するため、安定資産である債券の効果で下落のリスクを抑えることができます。一方で、63均等型や83均等型は、債券の割合が低いため、暴落時のリスクが高くなっています。
現在の暴落相場をどう捉えるか
現在の暴落相場を受けて、債券を含むファンドに切り替えようと考える方もいるかもしれませんが、私は逆に「買い場」と捉えています。積立NISAは20年間非課税で運用できるため、20年後には現在の暴落が解消されている可能性が高いです。
債券を含むファンドのリスク
また、債券を含むファンドに切り替えたとしても、その後の上昇相場では債券の値動きが緩やかで、リターンが得られにくいです。このため、低い株価で株式を多く買える状態を利用して、長期的なリターンを狙う方が良いと考えています。
今後の運用方針
私はこれからもeMAXIS Slim米国株式S&P500に一本集中投資を続ける予定です。S&P500は過去のデータからも長期的に見て信頼できる指数であり、リーマンショック級の暴落があっても最終的にはプラスになると考えています。
関連する質問と回答
Q1: 暴落時にどのように対応すべきですか?
暴落時にはパニックにならず、長期的な視点で「買い場」と捉えることが重要です。積立NISAは20年間の運用期間があるため、短期的な下落に一喜一憂せず、計画通りの投資を続けることが推奨されます。
Q2: 債券を含むファンドに切り替えるべきですか?
暴落時に債券を含むファンドに切り替えることでリスクを抑えることはできますが、その後の上昇相場でのリターンが減少する可能性があります。長期的なリターンを狙うならば、株式中心の投資を続ける方が良いでしょう。
Q3: S&P500に集中投資する理由は何ですか?
S&P500は過去のデータから見ても信頼性が高く、長期的に見て安定したリターンが期待できる指数です。リーマンショック級の暴落があっても、最終的にはプラスになる可能性が高いため、集中投資を続けています。
Q4: 現在の運用状況がマイナスになっていますが、どうすればいいですか?
現在の運用状況がマイナスでも、長期的な視点で考えることが重要です。積立NISAは20年間の非課税期間があるため、短期的な下落に一喜一憂せず、計画通りの投資を続けることが推奨されます。
Q5: 積立NISAのメリットは何ですか?
積立NISAの最大のメリットは、20年間の非課税運用ができる点です。また、少額から始められるため、投資初心者にも適しています。長期的な資産形成を目指すための良い手段となります。